美肌を目指すために、スキンケアを頑張っている方は多いと思います。しかし、外側からのアプローチだけでは美肌になるのは大変です。
生活習慣を整えたり、規則正しい食生活を取り入れたりと、美肌になるためにはインナーケアが重要になってきます。
今回は、スキンケアと同じくらい大事な「インナーケア」についてお伝えします。
目次
インナーケアとは

インナーケアとは「栄養バランスの良い食事」「質の良い睡眠」「適度な運動」を意識した生活習慣で、内側を整えて健康なからだを作り、その延長でお肌も内側からアプローチしようとする美容法です。
生活習慣と健康とお肌は深く関係しています。
例えば、からだの冷えで血行が滞るとお肌がむくんでしまったり、くすんでしまったりします。生活習慣の乱れはお肌のターンオーバーが乱れる原因とも言われています。
お肌のターンオーバーが乱れると、新しい皮膚が生まれても古い皮膚がはがれ落ちる流れがうまくいかなくなり、シミ・角質肥厚など様々な肌トラブルにつながります。
他にも、からだの不健康が肌トラブルに繋がることは多々あります。元気でメリハリの良い生活を送ることが健康につながり、やがて美肌につながる近道なのです。
インナーケアとスキンケアの違い

・インナーケア=内側からの働きかけ
・スキンケア=外側からの働きかけ
お肌の構造は表皮・真皮・皮下組織の3層で構成されています。スキンケアはからだの外側からお肌を整える美容法で、化粧水や美容液といった主に表皮に潤いを与えたり、シワを防止したりと、皮膚の一番外側である表皮層へとアプローチします。
対してインナーケアは生活習慣を整えることにより内側からからだを整えます。例えば、お肌に大切な栄養素を摂取する(食べる)ことで、お肌の真皮層へアプローチします。
スキンケアで外側から表皮を整え、インナーケアにより真皮層を整えます。美肌づくりには、インナーケアとスキンケアの両面からアプローチすることが重要になります。
美肌への近道!内側から整えるインナーケア習慣

美肌を目指すには、スキンケアだけでなく、からだの内側からのケアが重要です。日々の生活習慣を見直し、健康的なからだづくりを意識することで、自然と美しいお肌へと近づけます。
ここでは、美肌のために取り入れたいインナーケア習慣をご紹介します。
食生活を整える
まずはバランスの良い食事を心がけましょう。バランスの良い食事とは基本的に「主食」「主菜」「副菜」が揃った食事です。
主食:ごはん・パン・麺類など
炭水化物の摂取源
からだのエネルギー源になる
主菜:肉・魚・たまご・大豆などのメインとなるおかず
タンパク質や脂質の摂取源
体をつくる材料となる
副菜:野菜・きのこ・海藻などを中心としたおかず
ビタミン・ミネラル・食物繊維などの摂取源
「主食・主菜・副菜」この3つを揃えるだけでも、バランスの良い食事への近道となり、さらに牛乳やチーズなどの乳製品や果物も取り入れると、幅広い栄養素が摂れるバランスの良い食事になります。
1日3回の食事から幅広く栄養を摂取し、暴飲暴食や間食をできるだけ控えましょう。朝食は1日のパワーの源になるので、必ず食べるように心がけてください。
朝食から栄養バランスを意識した食事をするのは時間もなかったり、なかなか難しいと思いますが、大切なのは朝食を抜かないことです。シリアルにヨーグルトをプラスするような簡単な食事でも良いので、朝食は食べるようにしましょう。
また、食事の時間を意識し、できる限りでいいので食事の時間を決めてみてください。決まった時間に1日3回食事することで内臓機能が正常に働くようになり、美肌に近づくことができるでしょう。
注意してほしい点として、夕食は就寝時間の2〜3時間ぐらい前には済ませておきましょう。就寝時には消化が終わっていることが理想です。消化が終わってないのに就寝すると、からだは寝ながらも消化活動を優先してしまい、内臓が休息する時間が短くなります。
そうなると、眠りが浅くなってしまう・疲れがとれにくくなるなど、質の良い睡眠がとれなくなり、やがて肌環境にも悪影響を及ぼします。就寝時間の2〜3時間ぐらい前に夕食を終え、空腹で起床すれば、朝食もおいしくいただけます。
水分補給もしっかりと意識してください。毎日摂取する水分は、特に発汗に作用しています。水分を補給することで体内の水分が汗として排出され、皮脂とともに角質層の表面でお肌を保護するバリア機能となり、お肌へのうるおいに影響します。
外側からのスキンケアだけで済ませず、水分をしっかり摂ることで内側からの水分補給も行い、健やかなお肌のうるおいをキープしましょう。
美肌のために摂りたい栄養素は、「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」です。積極的に摂るように意識してください。
たんぱく質:
私たちのからだを構成する大事な栄養素です。美肌成分として知られるコラーゲンもたんぱく質の一種で、お肌のハリやうるおいを保つだけでなく、たるみやシワの予防にも役立ちます。
ビタミン:
エネルギー源やからだの構成成分にはなりませんが、からだの機能を正常に維持するために不可欠な栄養素です。血管・粘膜・お肌・骨などの健康を保ち、新陳代謝を促す働きをして、様々な効果を持ちます。特にビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEを摂りましょう。
ミネラル:
お肌の潤いやハリを保つ効果があります。さらにミネラルの中でもセレンとカルシウムがお肌に良いとされています。
セレンは抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果に期待できます。また、カルシウムは皮膚の顆粒細胞に作用することで表皮細胞の分裂・増殖・角化・剥離を促進し、お肌のターンオーバー正常化につながります。
食物繊維:
腸内環境の悪化は肌荒れにつながります。食物繊維はその腸内環境を正常にすることで、お肌の健康を保ちます。
睡眠の質が美肌を決める!ぐっすり眠るためのポイント
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、ターンオーバーを促してくれます。
成長ホルモンは質の高い睡眠を取ることでより分泌されます。質の良い睡眠をとるためには、心地いい寝具や睡眠環境を整えリラックスして入眠することが大切です。
その他にも、以下のことを実践しましょう。
ポイント①朝日を浴びる
朝起きたらまず朝日を浴びて、光を取り入れましょう。光を浴びることで体内時計がリセットされます。さらにメラトニンは、光を浴びてから約14〜15時間後に分泌が増加すると言われています。
つまり、朝起きて日光を浴びると夜にはメラトニンの分泌が増え、自然と眠くなってくるということです。
また、メラトニンの分泌にはセロトニンというホルモンが原材料となっています。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、幸福感が増したりストレスを感じにくくしたり、精神状態を安定させる働きがあります。
セロトニンは朝日を浴びることで分泌されます。セロトニンを増やすことがメラトニンを増やすことにもつながるのです。メラトニンは睡眠には欠かせないホルモンであり、しっかりと増やしたいホルモンです。
メラトニンとセロトニンの分泌には朝日が大きく関係していますので、朝起きたら朝日を浴びる習慣を身につけましょう。
ポイント②適度な運動習慣
適度に運動をすることで寝つきが良くなります。もちろん、ウォーキングなどの運動もおすすめですが、普段の生活に簡単に取り入れられるものもあります。
例えば、
・湯船の中で手足などのセルフマッサージ
・入浴後の軽いストレッチ
・歯磨きをしながらの3分間スクワット
などでもよいです。簡単にできることから取り入れてみましょう。
ポイント③食事の時間
就寝時には消化が終わっていることが望ましいので、食事は就寝時間の2〜3時間ぐらい前には済ませておきましょう。消化が終わってないのに就寝すると、からだは寝ながらも消化活動を優先してしまい、内臓が休息する時間が短くなります。
そうなると、眠りが浅くなってしまったり疲れがとれにくくなり、質の良い睡眠がとれなくなってしまいます。
また、寝る前に安眠効果がある飲み物を飲むこともおすすめです。
・白湯
・生姜湯
・カモミールティー
などは安眠効果があると言われています。
お酒を飲むとよく眠れると聞きますが、実際には眠りが浅い状態です。カフェインを含む飲み物もからだが覚醒状態になってしまい睡眠の妨げになってしまうため、就寝3〜4時間前は控えましょう。
ポイント④寝る前の習慣
パソコン・スマホ・テレビなどの画面から発せられるブルーライトはメラトニンの分泌を低下させます。
メラトニンが不足すると、夜に眠れなくなったり、浅い眠りになったりと睡眠の質が落ちてしまいます。寝る前は部屋の電気を落とし、人工的な光を避けることが質の良い睡眠につながります。
適度な運動習慣
適度な運動は、心身の健康につながるとともに、お肌のターンオーバーを促し、お肌に良い影響を与えてくれます。
例えば、ウォーキング・ジョギング・水泳などの有酸素運動は、血液の流れをよくし、お肌の毛細血管の隅々にまで十分な酸素と栄養を届けることができます。
十分な栄養が届いたお肌は新陳代謝が促進されターンオーバーが安定し、くすみ軽減・お肌の透明感・ハリに大きく影響します。
また、発汗を促すことによってお肌に水分が増し、角質がやわらかくなります。次第に毛穴に詰まった余分な皮脂を排出したり、毛穴の中の皮脂が酸化して黒ずんでしまうことを防いだりします。無理をせず、軽いウォーキングや散歩から始めてみましょう。
まとめ
美肌のためにスキンケアを頑張ることも大切ですが、からだの内側から働きかけるインナーケアもスキンケアと同じくらい大切です。ご自分の生活習慣を見直し、からだの健康を通じて美肌を目指しましょう!!
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