「肝斑」という言葉を聞いたことありますか?
肝斑は、顔に現れるシミの一種で、30歳を過ぎたあたりから出始めて、特に40代以降の女性に多く見られます。
頬など見えやすい場所にできるのが特徴なため、できてしまうと気分が滅入ってしまったりしてしまう方も多いでしょう。
そこで今回は「肝斑がどのようにできるのか、その原因と対策」についてお伝えします。
目次
肝斑とは?

肝斑は顔に現れる褐色のシミで、特に頬・額・口の周りによく見られます。一般的なシミより淡い色で、左右対称に現れるのが特徴です。
その原因は主にホルモンバランスの乱れや紫外線によるものです。特に妊娠やピルの使用によってホルモンが変化すると、肝斑が増えやすくなると言われています。
肝斑のサインは日常に!見直したい5つの習慣

日々の生活の中で、ふと鏡を見たときに「なんだか頬に薄いシミが…」と感じたことはありませんか?
実はそのシミ、肝斑のサインかもしれません。肝斑は突然できるわけではなく、日常の習慣や積み重ねによって徐々に現れてくるものです。気づかないうちにお肌に負担をかけていることも少なくありません。
ここでは、肝斑の原因となる5つの生活習慣についてご紹介します。
ホルモンバランスの崩れ
肝斑ができる主な要因の一つは、女性ホルモンの影響です。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、お肌の色素沈着に影響を与えることが知られています。
エストロゲンの分泌量が減少すると、お肌のメラニン色素沈着が増加しやすくなり、その結果として肝斑が現れる可能性が高まります。
特に妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。このホルモンバランスの変化がメラニンの生成を促進し、肝斑が現れる一因となります。
「マスクオブグラビダ(妊娠性肝斑)」と呼ばれる状態は、多くの妊婦さんが経験しますが、出産後に自然と改善することも多いです。
妊娠以外でもピルの使用でホルモンバランスが崩れて肝斑が現れる原因になったりします。
紫外線
紫外線ダメージにより、肝斑が現れることもあります。また、紫外線の影響でもともと出現していた肝斑が悪化することも多いです。
日焼け止め対策が不十分だと、まぶしい日差しの中で新たなシミが増えてしまうこともありますので、普段からの紫外線対策が肝斑予防には不可欠です。
ストレス
ストレスも肝斑の要因になります。ストレスが溜まると体内のホルモンバランスが崩れ、肝斑ができやすくなります。
リラックス時間を設けたり趣味に没頭する時間を作ることで、ストレスを減らすことが大切です。
摩擦
お肌の摩擦は、肝斑の原因になると考えられ刺激を受けると、メラニン色素を作り出します。
そのメラニン色素が沈着して、肝斑が現れる恐れがあります。
生活習慣
不規則な生活や栄養不足も肝斑の原因になります。バランスの取れた食事や規則正しい生活は、美容にとって基本中の基本です。
今日からできる!肝斑予防&改善のためのセルフケア

肝斑は、紫外線・摩擦・ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因が重なって現れる肌トラブルです。だからこそ、特別な治療だけでなく、日々のセルフケアがとても大切になります。
実は、ちょっとした意識の違いで、肝斑の予防や改善につながる行動はすぐにでも始められます。
肝斑を予防・改善するための今日からできるセルフケアのポイントをご紹介します。
徹底した紫外線対策
紫外線は肝斑を悪化させる大きな要因です。紫外線は天候や季節に関係なく、年間を通して降り注いでいて、目に見えないダメージをお肌に与えるため、夏に限らず一年中、紫外線対策を心がけましょう。
紫外線防止効果のあるメイクアイテムを取り入れたり、日傘や帽子を活用するのがおすすめです。紫外線は目からも吸収されるため、UVカットサングラスの着用も効果的です。
日焼け止めはSPF30以上のものを選び、こまめに塗り直すことが大切です。
生活習慣を整える
質の良い睡眠をとることがとても大切です。
・心地よい寝具や快適な睡眠環境を整え、リラックスして入眠する
・寝る直前の運動や食事は避ける
・安眠効果のある飲み物を取り入れる
・寝る前は部屋の照明を落とし、人工的な光を避ける
などが質の良い睡眠につながるのでおすすめです。
さらに、栄養の偏りもお肌の不調の原因になります。ビタミンCはお肌の美白をサポートしてくれる成分なので、フルーツ・サプリメント・ビタミンC配合のスキンケア製品を使って、積極的に摂取しましょう。
ビタミンCに加え、美容に重要なターンオーバーの周期を整える食材をメニューに取り入れることで、粘膜や皮膚を健康に保ち、美しいお肌づくりに良い効果が期待できます。
ターンオーバーを整えるために積極的に摂りたい栄養素は、
・タンパク質
・ビタミンB群
・ビタミンE
・カリウム
・カルシウム
です。基本的な栄養バランスを意識しながら、これらの栄養素も積極的に取り入れ、お肌のターンオーバーを整えましょう。
優しいスキンケアを心がける
お肌の摩擦は肝斑の原因になるので、汚れや余分な皮脂は落としながら、必要なものを残す優しい洗顔が大切になります。
◯ 正しい洗顔方法
・手のひらか泡立てネットを使って洗顔料を十分に泡立てる
・泡で包み込む感じでお肌をマッサージする
・「気持ちいい」くらいのやさしい圧を心がけながら洗う
・30~36度くらいの流水で1分間くらいかけて丁寧にすすぐ
最後に清潔なタオルでゴシゴシこすらず、押さえるように水分をふき取りましょう。
その後は十分な保湿 を意識してください。
保湿は、皮膚の水分補充や蒸発防止を目的とし、お肌の湿度を一定に保つことです。洗顔後のお肌は、一時的にバリア機能が低下してしまうことから、できるだけ早く保湿ケアを行いましょう。
まずは化粧水でお肌に水分を補い、お肌をやわらかく整え、その後、美容液・乳液・クリームなどで保湿成分や油分を補いましょう。
化粧水や乳液は適量を守り、お肌のすみずみまで行き渡らせることがポイントで、コットンを使うと顔全体に化粧水をムラなく浸透させることができます。
注意点としてコットンの繊維で角層を傷つけないよう気をつけてください。また、その時のお肌の状態によってはコットンが刺激になることもありますので、清潔な手のひらに取って直接なじませるのもよいでしょう。
化粧水や乳液を手の熱で温めてから顔に伸ばしたり、保湿ケアの最後に両手で顔をやさしく包み込んだりすると、スキンケアが浸透しやすくなるのでおすすめです。
ストレスをためない
ストレスによりホルモンバランスが崩れ、肝斑の原因になります。ストレスを溜めないように、ストレスコントロールを身につけましょう。ストレスコントロールとは、自分が落ち着く行動を行い、意識的にストレスを軽減することです。
例えば
・友人と食事に行く
・運動をする
・好きな本や映画に没頭する
などです。ストレスを感じたときに、回避する術を持っていれば、ストレスとうまく付き合えるようになるでしょう。
また、ストレスを感じてからケアするストレスコントロールだけでなく、毎日数分でも良いので、ご自身のリラックス時間を設けるようにしましょう。
・ラベンダーなどの好きなアロマを楽しむ
・カモミールやルイボスなどのハーブティーを飲む
・ゆっくりお風呂に浸かる
など、ご自身の好きなことを行いリラックスする習慣をつけましょう。
リラックス時間を設けることで、ストレスを感じにくいからだ作りにつながり、肝斑対策になります。
専門医に相談する
自宅のケアだけでは難しい場合、皮膚科や美容クリニックへの相談もしてみましょう。
レーザー治療や光治療など、様々な治療方法があります。ご自身のお肌にあったアドバイスもしていただけるでしょう。
まとめ
肝斑を予防するためには、上記の原因を意識した生活を心掛けましょう。
日焼け止めを毎日欠かさずに使用し、ビタミンCやEが豊富な食事を摂って生活習慣を正し、ストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。
肝斑の知識を深めることで、美容への影響を最小限に抑えることができます。
自分自身に合ったケアをしっかり行い、輝く素肌を手に入れましょう!
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