理想的な水分量を保つことで、お肌の明るさ・ツヤ・ハリ・キメが整うと言われています。
美肌を目指す上でお肌の水分量は大切なポイントです。
そこで今回は「お肌の水分量を高める方法」についてお伝えします。
目次
美肌のカギは「水分量」!うるおいが整えるお肌の健康と美しさ

美肌の指標のひとつとされているのが、お肌の水分量です。理想的な水分量を保つことで、お肌が健康な状態となり、ツヤ・ハリ・キメが整います。
逆に、お肌の水分が不足すると、あらゆる肌トラブルやエイジングサインにつながりやすくなってしまうため、美肌を目指すにはお肌の水分量を高めることが重要です。
お肌の水分量は20〜30%が健康的な目安とされ、この範囲であれば、お肌のうるおいが保たれ、ハリ・ツヤのある状態になります。一方で、20%を下回ると、お肌の乾燥や、それに伴う小じわ・くすみなど、さまざまな肌トラブルにつながります。
お肌の水分量は、水分測定器で調べることができます。これらの測定器は「スキンチェッカー」とも呼ばれ、ネットや家電量販店などで購入できます。
水分量だけでなく、油分量や肌年齢なども測定できるため、美肌を目指している方にとっては便利なアイテムです。購入しなくても、デパートや薬局のコスメカウンターで測ってもらえる場合もあります。
最近では、各化粧品メーカーから肌診断用のアプリも提供されています。詳しい水分量までは測れませんが、シワ・シミの状態、お肌に水分が足りているかなどをチェックすることができるので、ご自身のお肌の状態を確認する手段としてぜひ活用してみてください。
お肌の水分量が減る原因とは?

お肌の水分量が下がってしまう原因はさまざまあります。
①スキンケア不足
適切な保湿を行っていないと、お肌の水分が足りなくなり水分量の低下につながります。
②空気の乾燥
乾燥した空気はお肌から水分を奪います。空気が乾燥する冬は、お肌の水分量が下がり乾燥しやすくなってしまいます。
また、夏でもエアコンの多用により部屋の空気が乾燥するため、冬だけでなく1年中空気の乾燥には要注意です。
③バリア機能の低下
お肌のバリア機能とは、紫外線・アレルギー物質・ウイルスなどの外的刺激からお肌を守ったり、体内の水分が蒸発してしまうのを防ぐ、肌本来の力のことを言います。バリア機能は、私たちのお肌の健康を守るためにとても大切な働きをしています。
このバリア機能は、お肌の角質層にある皮脂膜・天然保湿因子・細胞間脂質の3つがバランスよく整っていることで、正常に働きます。しかし、次のような要因によって低下してしまうのです。
ターンオーバーの乱れ
お肌の新陳代謝であるターンオーバーは、正常な状態であれば健やかな角質細胞を角質層へ押し上げ、古い角質は剥がれ落ちます。
この周期が早すぎると、未熟な細胞が急速に押し上げられてしまいます。未熟な細胞では水分を蓄える力が弱いため、バリア機能が低くなってしまいます。
紫外線によるダメージ
太陽光に含まれる紫外線は、 お肌から水分を奪うだけでなくお肌の奥まで浸透して皮膚の若い細胞を傷つけます。
傷ついた細胞があると、細胞の並びが不均一になりお肌がゴワゴワしてキメが整わなくなってしまいます。また、バリア機能を担っている角質層の細胞も不均一になって、外部刺激を受けやすくなってしまい皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
加齢
年齢とともに、水分・セラミドを代表とする細胞間脂質や天然保湿因子は減る傾向にあります。お肌の潤いを保つのが難しくなり、バリア機能は低下しやすくなります。
間違ったスキンケア
お肌のためを思って行うスキンケアも、やり方を間違えるとお肌を傷つけてしまい、必要以上の洗顔を行ってしまうと必要な皮脂まで除去してしまいます。
・クレンジングや洗顔時にお肌をこする
・熱いお湯で洗う
・洗顔の後時間が経ってから化粧水をつける
などといった誤ったスキンケアは、お肌に負担をかけることになり、バリア機能低下になってしまいます。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れはバリア機能の低下につながります。生活習慣の乱れの中でも、まず挙げられるのが睡眠不足です。
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、この成長ホルモンによってターンオーバーが促され、保湿物質であるセラミドが生成されます。
睡眠不足になると、このセラミドが減少し、お肌の潤いを保てなくなってバリア機能の低下につながってしまいます。
また、栄養バランスの良い食事は、細胞に必要な栄養素をしっかりと取り入れることができますが、栄養バランスが偏った食生活を続けていると、お肌に必要な栄養が摂取できず、保湿成分が作られにくくなるだけでなく、脂質の摂りすぎなどにより過剰な皮脂分泌の原因にもなります。
保湿成分が不足したり皮脂の分泌が過剰になると、お肌の水分と油分のバランスが崩れ、結果としてバリア機能の低下につながります。
美肌への近道!お肌の水分量を高める3つの方法

お肌の水分量を高めることは美肌を目指すために重要となります。
お肌の水分量が十分に保たれていることで、ツヤ・ハリ・キメの整った健康的なお肌へと近づけます。反対に、水分が不足すると乾燥や小じわなど、さまざまな肌トラブルの原因に!
ここでは、お肌の水分量を効率よく高めるために意識したい3つの方法についてわかりやすくご紹介します。
正しいスキンケア
毎日行っているスキンケアを、今一度見直してみましょう。
まず、お肌に必要な皮脂まで落としてしまうので、洗いすぎの洗顔はNGです。皮脂を落としすぎると潤いを保てなくなり、バリア機能の低下につながってしまいます。
そこで、汚れや余分な皮脂は落としながら必要なものを残す、正しい洗顔が重要となってきます。
正しい洗顔とは「優しく丁寧な洗顔」です。
1.きれいな手で洗顔料を十分に泡立てる(泡立てが苦手な方は、泡立てネットを使う)
2.泡を包み込む感じでマッサージするように「気持ちいい」くらいのやさしい圧で洗う
3.30~36度くらいのぬるま湯で1分間ほど丁寧にすすぐ
4.清潔なタオルで押さえるように水分をふき取る
洗顔後は、しっかりと保湿することを意識してください。
保湿は皮膚の水分補充や蒸発防止を目的とし、お肌の湿度を一定に保つことです。洗顔後のお肌は一時的にバリア機能が低下してしまうことから、できるだけ早く保湿ケアを行うことが大切です。
ケアアイテムも
・自分のお肌に合っているか
・きちんとうるおいを与えてくれるか
・赤みが出たり刺激を与えたりというマイナス面はないか
などを確認しながら選びましょう。毎日丁寧なスキンケアを続けることが、お肌のうるおい力を高め、水分量アップにつながります。
生活習慣を整える
お肌の潤い成分であるセラミドはターンオーバーにより生成されますが、このターンオーバーを整えるためにも質の良い睡眠が大切です。
・心地いい寝具や睡眠環境を整えリラックスして入眠する
・寝る直前の運動や食事は避ける
・安眠効果の高い飲み物を飲む
・寝る前は部屋の電気を落として人工的な光を避ける
ことが質の良い睡眠につながります。
さらに、食生活も大切です。お肌に必要な栄養が十分に満たされていると、肌バリアが正常に働き、お肌の健康維持に役立ちます。
お肌の健康のためには特に、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどを積極的に摂りましょう。タンパク質は肉・魚・卵・大豆類に多く含まれており、お肌のハリや弾力を保つコラーゲンの生成をサポートします。
野菜や果物に含まれるビタミン・ミネラルも健やかなお肌を保つために欠かせない栄養素です。さまざまな食材から栄養を補い、お肌の健康アップとともに水分量も高めましょう。
紫外線対策
紫外線を浴びてしまうとお肌にダメージがかかり、バリア機能低下から水分量低下につながってしまいます。
・紫外線防止効果のあるメイクアイテムを使う
・日傘や帽子を使う
・UVカットサングラス使う(目からも紫外線は吸収してしまいます)
などの紫外線対策グッズを利用し、紫外線からお肌を守りましょう。
また、紫外線は天候や季節に関係なく1年中降り注いでいます。夏だけではなく1年中、紫外線対策を行いましょう。
まとめ
お肌の水分量を適切に保つことは、健康的で美しいお肌を作るためにとても重要です。理想的な水分量をキープすることで、お肌のツヤ・ハリ・キメが整い乾燥や肌トラブルの予防につながります。
水分量が低下する原因は、
・スキンケア不足
・空気の乾燥
・バリア機能の低下
・生活習慣の乱れ
・紫外線ダメージ
など多岐にわたります。これらの要因に気をつけながら、日々のケアを見直すことが美肌への近道です。
具体的には、
・正しいスキンケアを心がけること
・生活習慣を整えること
・1年を通じた紫外線対策を忘れないこと
これらのポイントを日常生活に取り入れて、潤いのある健康的なお肌を目指しましょう。美肌は毎日の積み重ねが大切です。ぜひ、今日からできることを実践してみてください。
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