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水と美肌の関係は実は重要

水がないと生きていけないことは誰もが知っていることですが、身体の大部分は水分でできていて、成人の平均的な水分量はおよそ60%と言われています。そんな生きていくうえで大切な水分ですが、美肌にも欠かせないということはご存じでしょうか?そこで今回は、水分補給が美肌に良いとされる理由をお伝えいたします。

水分とお肌との関係 

お肌は、水分量が低下するとバリア機能が低下し、乾燥・肌荒れ・吹き出物などの様々な肌トラブルを招きお肌の状態に大きく影響します。

生まれたばかりの赤ちゃんは身体のおよそ80%が水分であると言われています。しかし、年齢と共に体内の水分量は減少していき、高齢になるころには、身体の水分量は50%程度まで減少することがわかっています。

年齢を重ねるにつれお肌のハリが失われるのは、身体水分量が減ってしまうのが原因の1つと言われています。つまり身体の水分量とお肌の水分量は関係しているということになります。

身体の水分量が減ると、お肌が水分不足になり、やがて乾燥肌に繋がります。水を意識的に摂ることで、お肌や髪をケアする効果が期待できます。

特にお肌の状態には水分量が影響しやすいので、美肌には水分を積極的に摂ることが大切なのです。さらに、水を摂取して体内に溜まった毒素を出すことで新陳代謝が高まり、老化角質も取り除くことができます。水分補給は身体にとってもお肌にとっても、とても大切なことなのです。

水分がお肌にとって大切な理由 

水分はお肌にとって大切な要素でもあり、様々な理由がありますので「水分が大切な理由」ついてご紹介します。

血液の循環が良くなる

血液は、血管を通って身体のすみずみ、毛細血管まで循環しています。ただ流れているだけでなく食事などから摂取した栄養や、呼吸で得た酸素を全身に送り届ける役割をしています。何らかの影響で水分不足になると、血液中の水分濃度が低下してドロドロの血液になります。

粘度をおびた血液は流れが悪く、身体の細胞に栄養が届きにくくなり体調不良につながります。お肌も同じく、血行不良になると、お肌に栄養が行き届きにくくなり、肌細胞にとって必要な酸素や栄養が不足しがちになってしまい、新陳代謝に支障をきたすようになります。やがてお肌のターンオーバーが遅れがちになり、あらゆる肌トラブルに繋がります。

また、血行不良によって血流が減り、お肌の赤みが減少します。その結果、お肌の黒ずみや黄色みなどが目立ってきます。皮膚の薄いところには影響が大きく、特に目の下のクマが現れやすくなります。

そんな身体にとってもお肌にとっても大切な血液ですが、血液の半分以上は「血漿(けっしょう)」と呼ばれる液体からできています。

そして、この血漿という液体は91%が水分でできていますので「血液の半分は水分でできている」ということになります。水分をたっぷりと摂取すると、血液量が増加して、血液中の水分濃度も高くなってサラサラとした血液になり血流が良くなるので、血液中の酸素や栄養素がお肌に届きやすくなり、結果的に肌荒れを防ぐことができるでしょう。

便秘解消

腸内環境とお肌は密接な関係があります。腸内には多くの細菌が存在しています。大きく分けると、

・体に有益な働きをする「善玉菌」

・身体に不調をもたらす「悪玉菌」

・腸内で優勢な勢力の作用を強める「日和見菌」

の3つに分類されます。

この3つがちょうど良いバランスで保たれている状態が健康な状態です。しかし、何らかの理由で悪玉菌が増え腸内細菌のバランスが崩れると、悪玉菌の発生する有害物質によって便秘、感染症などを引き起こしてしまうことがあります。

腸内細菌のバランスが崩れると、腸内にアンモニア、フェノール、硫化水素などの腐敗物質が多く産生されます。それが腸管内で吸収され血管を通して、身体全身にめぐり、やがてお肌に到達し、肌トラブルにつながるのです。

ですので美肌になるためには腸内環境を整えなければいけません。そこで水分が重要になってくるのです。人間の体は60%以上が水分でできています。1日に汗や排出物で出て行く水分は1Lから1.5Lといわれています。

では水分が不足すると、腸ではどんなことが起こるのでしょうか?身体に必要な水分は小腸、大腸によって大部分が吸収されます。水分の摂取量が少ないと、ここでほとんどが吸収されて、便が硬くなり便秘になってしまいます。そして悪玉菌が増え、腸内バランスが崩れていきます。腸内環境を整えるためには、水分補給が欠かせないのです。

老化防止 

水分を摂ることは老化防止にもつながります。活性酸素と酵素が関係しています。人は呼吸によって体内に酸素を取り入れますが、取り入れた酸素すべてを分解、消費することはできません。呼吸で取り入れられた酸素の余った酸素は高い酸化力を持つ「活性酸素(フリーラジカル)」となります。

活性酸素はその高い酸化力で体内に入り込んだウイルスや細菌類を撃退したり、酵素の働きを促進したりして身体を守る働きをしています。本来、活性酸素は身体を守ってくれますが、一方で過剰な生成は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となってしまいます。

また、活性酸素は、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールにも影響し、血管の老化を促進させます。そのため生体内には、活性酸素を分解する酵素があり、さらには活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化作用というシステムが備わっています。酵素により活性酸素の発生を抑え、抗酸化作用により酸化で生じたダメージの修復・再生を促す働きをしています。

しかし、何らかの原因で抗酸化作用以上に活性酸素の産生が過剰になってしまったり、年齢により酵素が減少してしまうと、活性酸素>抗酸化作用の状態になります。これを酸化ストレスと呼びます。

酸化ストレスとなると、体内の細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となってしまいますが、お肌も例外ではなく、酸化が進んでしまいます。お肌が酸化すると、シミ・シワ・たるみ・肌荒れ・乾燥・肌のバリア機能や保湿機能の低下等、肌トラブルを引き起こします。

酸化ストレスを発生させないためには酵素の存在がとても大切ですが、この酵素は水分がないと作られないので、酸化ストレスを発生させないためには水分補給が最も大切になります。

一日の摂取量 

人は息をして生きているだけで、1日に0.9〜1Lの水分を失うといわれています。加えて排泄される便や尿を考えると、一日で2.5Lの水分を排出しています。だからといって、その分だけを摂取すれば良いというわけではありません。

食事でも水分を摂っているので、飲料水から摂取する1日の水分量の目安は、一般的に1.5〜2Lとされています。また、飲み方にも気を付けましょう。

一気に水分を摂るのではなく、コップ一杯程度を8〜10回に分けてこまめに飲むようにしましょう。また、冷たい水は身体を冷やす原因になり身体やお肌に悪影響を及ぼしかねません。身体を冷やしすぎないよう、飲む水の温度は11〜15℃くらい、あるいは常温を心掛けるようにしましょう。

まとめ 

お水は細胞に栄養や酸素を届けたり、酵素の働きをよくしたりと重要な働きをしています。冷たすぎない水をこまめに飲むようにして、体内の水分を減らさないようにすることが美肌につながるコツです。

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