美肌になりたくて毎日のスキンケアに力を入れている方も多いでしょう。スキンケアと聞いてすぐに思いつくのが保湿だと思いますが、実は洗顔ってすごく大事なのはご存じでしょうか?洗顔は美肌を目指す上でとても大切なプロセスです。今回は洗顔の大切さややりがちなNGな洗顔、正しい洗顔について解説します。
洗顔は美肌にとって大切なプロセス
美肌を目指す上で大切な洗顔はすべてのプロセスの基本であり、正しい洗顔は化粧水や乳液などのスキンケア化粧品の浸透をよりよくし、洗顔が足りずに古い角質がついたままのくすんだ肌よりも、しっかり洗顔・保湿された肌のほうが、透明感があり明るい印象を与えます。
私たちの肌には、日々の生活の中で、タバコの煙や車の排気ガスや空気中を漂うチリやホコリや花粉、余分な皮脂や汗、古い角質、クレンジング剤の洗い残しなどが残りがちです。こうした汚れが不十分で肌に付着したままだと雑菌の繁殖や皮脂の酸化が起こりやすくなり、これがやがて炎症やニキビ、黒ずみなど肌トラブルの原因となってしまいます。
ですので、肌を洗って清潔に保つことはとても重要です。さらに洗顔で汚れや古い角質を落とし、やわらかく整った肌にすることで、その後のスキンケア効果のアップにもつながります。肌を清潔にすることでターンオーバーもスムーズになり、健やかな美肌を保つことができます。洗顔は美肌にとってとても大切なプロセスなのです。
ただし、洗顔が大切だからといって「洗いすぎ」には気を付けましょう。洗いすぎてしまうと肌に必要な皮脂まで落としてしまうのです。皮脂というと顔がテカったり、ニキビにつながるのではないか?と悪者のイメージが強く、皮脂は落とし切ったほうがいいと思われがちです。
しかし、皮脂は実は美肌にとって大切な成分なのです。皮脂には、肌の保護・抗菌、保湿作用があります。皮脂は皮膚膜を形成することで、外界から異物が侵入するのを防ぎ、外的ダメージから皮膚を守り、肌からの水分蒸散を抑制する役割を担うことができます。
皮脂にはバリア機能の役割があるのです。そのため皮脂を落としすぎると、潤いを保つことができなくなり、肌がカサつく原因になってしまいます。さらに肌が乾燥すると、乾燥を補おうとして今度は皮脂が過剰分泌されて、過剰な皮脂はベタつきや毛穴の開き、ニキビなどの皮脂トラブルを起こしてしまうこともあります。
美肌に皮脂は大切ですが、皮脂は少なすぎず多すぎず、皮脂バランスがとても大切になるのです。そこで正しい洗顔が重要となってきます。汚れや余分な皮脂は落としながら、必要なものを残すことが正しい洗顔になります。
間違った洗顔方法
正しい洗顔の前に、やりがちな間違った洗顔を紹介します。
①ゴシゴシ洗顔
あなたは顔についたメイク汚れや花粉や汗をしっかり落としたいからとゴシゴシ洗っていませんか?ゴシゴシとする洗顔は、正しい洗顔ではなくNG行為です。正しい洗顔どころが、肌にダメージを与えるばかりです。ゴシゴシ洗顔は間違った洗顔なのです。ゴシゴシ洗顔が悪い理由は「落としすぎ」てしまうからです。洗顔するときはゴシゴシと強くこするのではなく、優しく洗うことが大切なのです。
②すすぐ温度・すずき残し
すすぐときの水の温度にも気を付けましょう。肌をすすぐ際のお湯の温度が高すぎると、必要以上に皮脂を落としてしまいます。肌の潤いを保つためにも、洗顔するときのお湯の適温は、ぬるま湯(30~36℃くらい)です。入浴時に40度前後のシャワーをそのまま顔に当てるのも、おすすめしません。高い温度だと、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるからです。
すすぎ残しにも要注意です。洗顔料のすすぎ残しは、肌の炎症などトラブルを引き起こしてしまうことがあります。洗顔料自体も肌には刺激になりますが、洗顔のすすぎ残しの中にはもともと皮膚に付着していた汚れも含まれるため、洗顔料のすすぎ残しがあることで、結果的に汚れも洗い落とせていないことになってしまうのです。
髪の生え際や小鼻のまわりなどの流しにくいところや、フェイスラインのこめかみや顎の下などといったすすぎ残しが起こりやすい部分があります。そういった部分を意識しながらやさしくお湯で流して、洗顔料のすすぎ残しがないように注意しましょう。
③ゴシゴシタオルドライ
洗顔後、タオルでゴシゴシと顔を拭くことも肌表面を傷つける原因になります。顔の水分をふき取る時は上から押さえるようにしてなるべく肌に摩擦を与えないように拭きましょう。
正しい洗顔方法とは
では、正しい洗顔について説明します。
①手を洗う
まずは手をきれいに洗いましょう。手のひらの油分や雑菌を洗い流して、清潔な手で洗顔しましょう。次にお顔をぬるま湯で濡らします。水分がないと、お顔の皮膚に洗顔料がなじみません。
②泡立てて優しく洗う
次に洗顔料やせっけんにぬるま湯を加え、手のひらか泡立てネットを使って十分に泡立てます。そして、その泡を転がしながら、泡で包み込みながら肌をマッサージするように、「気持ちいい」くらいのやさしい圧を心がけながら洗いましょう。額や鼻の周りなど脂っぽくなりやすいところは、指先の腹の部分を使って、やさしく丁寧に洗い上げます。きめ細かく、たっぷりの泡で洗うことが、肌に負担をかけずに汚れを落とすポイントになります。
③丁寧にすすぐ
30~36度くらいのぬるま湯で1分間くらいかけて丁寧にすすぎましょう。温度が体温以上になると肌のうるおい成分も流れてしまいます。髪の生え際やフェイスラインは特にすすぎ残しが多いので丁寧にすすぎましょう。
④優しくタオルドライ
最後に清潔なタオルで、ゴシゴシこすらず押さえるように水分をふき取りましょう。タオルを選ぶ際にもなるべく肌に負担の少ない柔らかなコットン素材などのものを選ぶのもおすすめです。
メイクをしているときは、洗顔の前にメイク落としをしましょう。メイクをきちんと落とそうと思うと、ついつい指先に力が入りがちですが、メイクとなじめばクレンジングはできています。洗顔と同様にゴシゴシ擦る必要はありません。優しくリズミカルに伸ばしましょう。メイク落としの主成分である油分と界面活性剤は、多少なりとも肌にとって刺激になります。
肌の上でメイク落としをいつまでもクルクル伸ばすのは肌にとってNGです。30〜40秒間を目安になじませて、そのあとは洗顔と同様にたっぷりのぬるま湯(30℃~36℃くらい)で顔をすすぎます。洗い残しにも気を付けましょう。オイルクレンジングは肌に広げやすいので、メイクとのなじみも早そうと思われますがそれは勘違いです。
油分が多いクレンジングは、少量の水と混ぜ合わせて白く濁らせてから洗い流す必要があります。これを乳化と呼びます。乳化させないとメイクがちゃんと落とせず、毛穴などに残りやすくなったり、摩擦でダメージも発生します。
オイルクレンジングを使用するときは乳化を忘れないようにしましょう。また、アイメイクなど濃い箇所はポイントリムーバーをおすすめします。落とす力が強いポイントリムーバーは、使いすぎるとかえって負担になることもあります。クレンジングを馴染ませたコットンで、摩擦をかけないように優しく拭き取りましょう。
まとめ
肌にはメイクや皮脂だけではなく、ほこりや大気汚染物質もついているので、帰宅後はしっかりと洗顔をすることが大切です。
しかし、よく汚れが落ちるようにゴシゴシ洗えば良いというわけではなく、優しく丁寧に洗ってあげるのが美肌に近づくコツです。間違った洗顔によって肌に摩擦や負担をかけると、かえってダメージを与えてしまうため、正しい洗顔を身につけましょう。
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