毎日たっぷり時間をかけてスキンケアをやっているし、口コミの良い化粧水も使っているのに肌トラブルが絶えない…もしかすると、いつも無意識にやっている行動が原因になっているのかもしれません。美肌を目指すためにNGなことがあります。今回はお肌に対して特にNGなことについて3つ挙げてお伝えいたします。
目次
1.間違ったスキンケア
① 間違った洗顔
美肌を目指すうえで大切なことの洗顔・保湿・UVケアの3点のうちの洗顔は、すべてのプロセスの基本であり、正しい洗顔は化粧水や乳液などのスキンケア化粧品の浸透をよりよくします。洗顔が足りずに古い角質がついたままのくすんだお肌よりも、しっかり洗顔・保湿されたお肌のほうが、透明感があり明るい印象を与えます。しかし、顔についたメイク汚れや花粉や汗をしっかり落としたいからとゴシゴシ洗っていませんか？ゴシゴシとこする洗顔は、NG行為です。正しい洗顔どころか、お肌にダメージを与えるばかりです。ゴシゴシ洗顔が悪い理由は「落としすぎてしまうから」です。ゴシゴシと力をいれて洗ってしまうと、皮脂を落としすぎてしまうのです。皮脂というとニキビの原因というイメージがあったりお肌にとっては天敵に感じますが、実は皮脂はお肌にとって大切な成分なのです。皮脂には、お肌の保護・抗菌・保湿作用があります。そのため皮脂を落としすぎると、潤いを保つことができなくなり、お肌がカサつく原因になってしまいます。皮脂は少なすぎず多すぎず、皮脂バランスがとても大切になるのです。汚れや余分な皮脂は落としながら、必要なものを残すことが正しい洗顔になります。また、お肌をすすぐ際のお湯の温度が高すぎると必要以上に皮脂を落としてしまいますので、すすぐときの水の温度にも気を付けましょう。お肌の潤いを保つためにも、洗顔するときのお湯の適温は、ぬるま湯（30〜36℃くらい）です。入浴時に40度前後のシャワーをそのまま顔に当てるのも、おすすめしません。高い温度だと必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるので、すすぎ残しにも注意しましょう。メイク落としの際にオイルクレンジングを使用するときは乳化を忘れないようにしましょう。乳化させないとメイクがちゃんと落とせず、毛穴などに残りやすくなったり、摩擦でダメージも発生します。
② 間違ったスキンケア
保湿は美肌作りの基本です。洗顔後のスキンケアを怠るとお肌はどんどん乾燥します。洗顔後5〜10分以内には保湿をしましょう。オイリー肌な方で、保湿をするとべたつくからと化粧水や乳液等で十分な保湿をしない方がいますが、これはNGです。洗顔後はお肌のバリア機能が弱くなっていますので、そのまま放置するとお肌にダメージとなってしまいます。ベタつきが気になる方は、さっぱりタイプの化粧水やクリームでしっかり保湿をしましょう。シートパックは、長い時間おいてしまうとパックの水分と一緒にお肌内部の潤いまで蒸発してしまいます。シートパックをするときは商品パッケージに書かれている使用時間を守り、使用後はすぐに乳液やクリームなどで蓋をしてあげましょう。
また、年齢に応じたスキンケアを心がけましょう。年を重ねるごとにお肌の悩みは変わってきます。個人差はありますが、お肌は30代で弱まり、40代で保水量が落ち、50代ではターンオーバーが遅くなるといわれています。女性ホルモンの影響もありますし、今まで浴びてきた紫外線もお肌に影響を及ぼしているのです。ですので、年齢に応じたスキンケアを取り入れましょう。季節でも同じことが言えます。汗が増える夏や乾燥が進む冬では同じスキンケアをしていると効果が出にくくなります。それぞれの季節に応じたスキンケアを取り入れましょう。
2.お肌に悪い食生活
① 栄養不足
髪の毛や爪など、人の体は摂取した栄養素をもとにつくられています。お肌もそのうちの一つです。美容と健康は食べ物に含まれている栄養素に支えられています。バランス良く栄養をとることが、美肌の鍵といえます。美肌を目指すためにはスキンケアを見直すだけでなく、いつも摂取している食べ物を見直してインナーケアをすることも大切です。今の世の中は十分な栄養をバランス良くとれていない人も多くいるのが現状です。仕事や家事などが毎日忙しく、栄養バランスにまでなかなか気を配れない方も多いのではないでしょうか？お肌は食べたものからつくられます。特に美肌に必要な栄養素としては、ナイアシンやビオチン、ビタミンB1やビタミンB2などが挙げられます。偏った食事をしているとこれらの栄養素が不足しやすくなるため、意識して摂取することが大切です。美肌になるためにも、食べ物にも気を配りましょう。
② 過食
偏った食事をしていることと食べなさすぎは栄養不足になってお肌に悪いとはお伝えしましたが、逆に食べすぎは胃腸に負担をかけて、お肌がくすんだり血色が悪くなったりする一因になります。また、糖質・脂質の多い食べ物やカフェイン・香辛料などの刺激物を多く含む食べ物を摂りすぎると、過剰な皮脂の分泌を招き、肌荒れやニキビを悪化させる可能性があります。必要な栄養素は日々の食事できちんと摂取し、嗜好品は「食べすぎない」「ほどほどに」を心掛けましょう。
③ 水分不足
私たちの体の約60〜65％は水分でできています。身体の水分が不足すると、血液の粘度が増し、血行不良が起こりやすくなります。結果としてお肌の新陳代謝が悪くなり、皮脂の分泌量が減少し乾燥肌につながるのです。水分不足は新陳代謝が悪くなるだけではありません。皮膚の水分は汗をかいたり自然に蒸発したりすることで減少しますが、体内から水分が供給されるため、通常は潤いが保たれています。しかし、水分不足により体内の水分量が少なくなると、蒸発する量に対して供給が追いつかず、お肌の水分がどんどん失われてしまいます。そうなってしまうと保湿クリームや化粧水を塗布しても、お肌の表面に水分は浸透するものの吸収されにくいので、内部からお肌に潤いを与えるには適度な水分補給が欠かせません。化粧水を内側から摂っていると思って1日1.5ℓ〜2ℓを目標に、こまめに水を飲みましょう。
3.不摂生な生活
① 寝不足
睡眠は、お肌の健康と深い関わりがあります。なぜなら、睡眠中にお肌に欠かせない二つのホルモンが分泌されるからです。一つは成長ホルモンです。成長ホルモンには、お肌のターンオーバーを促進するというとてもうれしい働きがあります。もう一つはメラトニンというホルモンです。メラトニンは成長ホルモンの分泌を促したり、体の中をさび付かせない強力な抗酸化作用があります。睡眠は美肌を目指す上でとっても大切な時間です。
② 湯船につからずシャワーだけ
暑い夏や時間がない方など、シャワーだけで済ませていませんか？美肌を目指す上でNGなのです。身体が温まり血行が促進されることで酸素や栄養素が身体全体に行き渡りやすくなります。それによって新陳代謝が活発になり、老廃物が排出されやすくなります。代謝が上がると、お肌のターンオーバーが整い、透明感がUPします。
まとめ
美肌を目指すために特にNGなことについてお伝えいたしました。美肌になるためにも、ご自身の睡眠時間・食生活・生活習慣を見直してみましょう！
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