疲れ切ってしまい、メイクを落とさずに寝てしまった経験がある人は多いのではないでしょうか?寝る前にメイクを落とすということは周知されていますが、これは何故なのかと聞かれると答えられますか?
そこで今回は、メイクを落とさずに寝てしまうとどうなるのか、落とさずに寝てしまった時の対処方法などをお伝えいたします。
目次
メイクを落とさないとお肌に起こる3つのリスク
リスク① ニキビや肌荒れの原因に
メイクはお肌に負担をかけ、毛穴を塞ぎ、お肌の呼吸を妨げます。メイクを落とさず寝ることで、お肌に残った汚れや皮脂が毛穴を詰まらせ、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。
特にファンデーションなどのベースメイクは粒子が細かく、毛穴に詰まりやすいので気をつけましょう。
ニキビの原因と言われてる常在菌のアクネ菌は酸素のないところを好む性質があり、空気に触れない詰まった毛穴の奥が大好きです。
メイクを落とさず寝るということはアクネ菌にとって好条件な環境となってしまうのです。詰まった毛穴の奥で皮脂をエサにしてアクネ菌が大繁殖してしまい、やがてニキビや吹き出物につながってしまいます。
また、1日の終わりのお肌は、メイク・皮脂・ホコリが混じり合った状態です。その状態のまま寝てしまうとお肌から分泌した脂分や化粧品に含まれる油分がお肌に残り、酸化してしまうのです。
メイクしたまま寝るのは、酸化した油や汚れをお肌にのせて放置しているということ!!
その酸化した脂分は、活性酸素を発生させお肌の老化を促し、シワ・たるみ・ごわつきの原因になります。
リスク② ターンオーバーが乱れる
わたしたちのお肌は、お肌の底から新しい細胞が生まれ、表面にあがってきて古い角質となって剥がれ落ちる新陳代謝を繰り返しています。この新陳代謝のサイクルをターンオーバーと呼び、健康なお肌だと約28日の周期となります。
この新陳代謝は睡眠中に行われるため、メイクが残ったまま寝てしまうと、メイクが妨げになり古い角質がうまく排出されず、新陳代謝がうまく行われません。うまく排出されなかった古い角質は、古い細胞とともに蓄積されます。
その結果、ターンオーバーが乱れ、あらゆる部分にシミ・くすみ・たるみなどの悪い影響が現れてしまい、お肌の老化を感じやすくなってしまうでしょう。
リスク③ 目の炎症を引き起こす
メイクを落とさずに寝ると、残ったアイメイクが目に入り炎症が起きる可能性がでてきます。アイシャドウ・アイライン・マスカラなどは細かい粒子や繊維から成り立っており、メイクをしたまま寝ると目の中に入る危険性があります。
そうすると、目が腫れたり充血したりするほか、ひどい場合は眼瞼炎や結膜炎など酷い炎症につながることもあります。また、マスカラが長時間ついた状態は、まつ毛に悪影響を与え、まつ毛がもろくなったり、切れやすくなったりしてしまいます。
メイクを落とさずに寝てしまった時の対処法
対処法① 蒸しタオルで毛穴を開く
まずは、人肌程度に温めた蒸しタオル(濡らしたタオルをレンジで30秒くらい温める)を顔に当てて数分間待ちます。こうすることで血行を促進させて毛穴を開き、メイクや皮脂汚れが浮きやすくなります。
対処法② 汚れを丁寧にクレンジングをする
前日からのメイクによる汚れを丁寧に落とします。アイメイクやリップなどのポイントメイクは、ほとんど残っていないように見えてもまつげの根元などに付着したままになってたりするので、専用のリムーバーで丁寧に落としましょう。
メイクが残ってしまっているお肌はバリア機能が低下していて、いつもより敏感になっています。ゴシゴシ洗うのはお肌を傷つけてしまうので絶対にNGです。優しく優しくクレンジングしてあげましょう。
対処法③ たっぷりの泡で洗顔をする
しっかりと洗顔料を泡立てて、泡で顔を包み込み、優しくマッサージしてから洗い流します。
洗い流す時は、熱すぎず冷たすぎないぬるま湯洗顔で汚れをしっかりと洗い流しましょう。ダブル洗顔が不要なクレンジングでも、メイクをしたまま寝てしまった翌朝は洗顔もしてしっかり汚れを洗い流すことをオススメします。洗い流しましょう。
対処法④ 丁寧に保湿をする
メイクを落とさずに寝てしまった翌朝のお肌は確実にダメージを受けていますので、いつもより念入りに保湿ケアを行いましょう。お肌の水分量が減っているので、水分をたっぷり補うことを意識してください。
お肌に目立ったトラブルがなければ、コットンパックやシートマスクを利用してもいいでしょう。最後に、乳液やクリームなどの油分などでうるおいを閉じ込めたら完了です。
対処法⑤ メイクをする場合は工夫する
メイクを落とさずに寝てしまった翌日はお肌を休めるのが理想ですが、仕事や用事があるとそうはいきません。メイクをする必要がある場合は、なるべくお肌に負担のかからないアイテムを選びましょう。
例えば、化粧下地は美容成分がたっぷり配合されたものや、お肌に血色感を与えてくれるCCクリームなどがおすすめです。リキッドファンデーションなど使用感が重いアイテムはできるだけ避け、化粧下地で色ムラをコントロールしたり工夫しましょう。
クレンジングを見直してみよう
クレンジングは美肌に欠かせないステップです。メイクをしたまま寝るとお肌や目に負担がかかるので、帰宅したら可能な限りすぐにクレンジングをして、毎日安心して眠れるようにしてみてください。
どうしてもメイク落としをさぼりがちになってしまう方はクレンジングを見直してみましょう。
ダブル洗顔不要タイプ
ダブル洗顔不要タイプはクレンジングの後に洗顔をする必要がないため、忙しい女性にとってうれしい時短アイテムです。1本でクレンジングから洗顔まで完了するので、洗いすぎでお肌が乾燥するのを防げますし、お財布にも優しいです。
シートタイプ
疲れてお風呂がつらい、洗面台に行くのも面倒くさい。そんなあなたにはサッと拭き取るだけで簡単にメイクが落とせるクレンジングシートをオススメします。クレンジングシートは、シートにクレンジング料が含まれており、メイクを拭き取るだけで簡単にオフできるクレンジングです。
洗い流す必要がないので、時間がないときや面倒なときに力強い味方となってくれるでしょう。しかし、クレンジングシートは刺激の強い成分も含まれていたりシートでお肌をこするため、お肌へ負担をかけやすいのがデメリットです。毎日使うのでなく、とても疲れている時や特別な時に使うことをオススメします。
まとめ
忙しかったり疲れてしまったりしたらそのまま寝てしまうときもあると思います。そんな時でも肌質に合った正しいケアをすれば、1回の寝落ちなら1日で立て直せますので焦らず対処しましょう。
しかし、メイクは落としてから寝るのが基本中の基本です。帰宅後すぐにクレンジングする習慣を身に着けたり、お気に入りのクレンジングを見つけてクレンジングが負担にならないように工夫してみましょう。
また、毎日のスキンケアと食生活で、忙しい中でも日々の小さな美肌習慣を実践してみてくださいね。
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