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顔のテカリ対策はズバリこれ!

きれいにメイクをしたのに、夕方には化粧が落ちて顔のテカリが目立つ・・・・なんて感じている方はいませんか?ツヤ肌とテカリ肌、一見似ているようですが全く違います。今回は顔がテカる原因、ツヤ肌になるにはどうすればいいのかをお伝えいたします。

テカリ肌とツヤ肌の違い

一見似ているテカリ肌とツヤ肌ですが、テカリとツヤ・・・・何が違うのでしょうか?まずツヤ肌は、美しく清潔感があるイメージで、潤いや透明感を感じさせるお肌です。女性ならば憧れるお肌ですね。一方、テカリ肌は、必要以上に皮脂が分泌され、べたつきが目立ち、不潔なイメージを感じさせるお肌です。一見似ているようなのに、実は対極的なテカリ肌とツヤ肌の分かれ道は皮膚から分泌される皮脂バランスの崩れにあります。この皮脂バランスが整っていればツヤ肌に、崩れているとテカリ肌になってしまうのです。

テカリ肌の原因

ツヤ肌とテカリ肌との分かれ道は皮脂バランスです。しかし、皮脂はお肌にとって欠かせない大切な存在です。皮脂とは、毛穴の中の皮脂腺から分泌される油脂状の物質で、「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」とともに皮膚の角質層に存在していて、お肌のバリア機能・抗菌機能・保湿作用があります。皮脂は汗とまじりあって「皮膚膜」という天然の保湿クリームを形成することで、外界から異物が侵入するのを防ぎ、外的ダメージから皮膚を守ってくれるバリア機能を果たしてくれています。また、お肌からの水分蒸散を抑制する役割も担っています。人の身体には、ウイルスや細菌が体内に入ると、それらをいち早く排除する自然免疫の仕組みが備わっていますが、皮脂の抗菌作用は、まさにこの皮脂による自然免疫の働きであると言えるでしょう。これが、お肌のバリア機能・抗菌機能・保湿作用になります。これらをうまく働かせるためには、正常な皮脂量を保つための皮脂バランスが重要になってきます。皮脂バランスが整っている時は、バリア機能・抗菌機能・保湿作用がうまく働いてくれるのですが、何らかの原因で皮脂バランスが崩れた時にあらゆるお肌トラブルを引き起こしてしまいます。テカリ肌もこの皮脂バランスが崩れた時になりやすくなるのです。では、この皮脂バランスが崩れるのはどのような原因があるのでしょうか?

① ホルモンバランスによる皮脂分泌の増加

女性ホルモンは主にエストロゲンとプロゲステロンの二種類があります。エストロゲンは「妊娠の準備をするホルモン」「女性らしさやきれいにしてくれるホルモン」と言われています。対してプロゲステロンはエストロゲンの作用により厚くなった子宮内膜をさらに妊娠しやすい状態にしたり、妊娠状態を維持するために必要な水分や栄養素をため込む作用がある「妊娠を助けるホルモン」と言われています。プロゲステロンは皮脂分泌を増やす作用もあります。黄体期にプロゲステロンの分泌が増えると皮脂分泌も同時に多くなり、これがテカリ肌につながります。また、思春期になると成長期のホルモンバランスが乱れることにより、皮脂の分泌が過剰になります。

② 乾燥(保湿不足)

水分が足りていないと乾燥肌になってしまいます。乾燥してしまっていると、皮膚を守ろうとバリア機能が働き、皮脂を多く分泌しようとします。結果、皮脂の分泌が過剰となりテカリ肌につながります。お肌の表面は皮脂でうるおって見えるものの、肌内部は乾燥してしまっているインナードライという状態になってしまうのです。インナードライとは気づかずに、皮脂を取り除くスキンケアを必死におこなっているとお肌の状態はさらに悪化し、皮脂がさらに分泌され、テカリがひどくなるという悪循環を招くことになります。

③ 皮脂の取り過ぎ

お肌のテカリをとろうとあぶら取り紙を使われた経験はありませんか?しかし、取り過ぎはお肌に必要な皮脂まで取り除いてしまう場合があります。油分が足りなくなると皮脂の分泌が促されて皮脂過多になり、よけいにテカリ肌になってしまいます。

皮脂やべたつきが気になる方は、ティッシュや、やわらかいタオルなどで優しくお肌を抑えるようにしてオフすることをおすすめします。

④ 間違ったスキンケア

間違ったスキンケアをしていると皮脂過剰になることもあります。特に気を付けるポイントは洗顔です。テカリが気になるからと、何回も洗顔をおこなったり、ゴシゴシと洗うと洗顔するとお肌に必要な皮脂まで流れてしまい、余分な皮脂分泌を招きます。また、すすぐときにお湯を使うのもNGです。高い温度だと、必要な皮脂まで落としてしまう可能性がありますので、ぬるま湯(30〜36℃くらい)で丁寧にすすぐことを心がけましょう。もちろん洗顔以外にも間違ったスキンケアはあります。テカリ肌が気になるからと、保湿を控えていませんか?十分に保湿が行われずにお肌が乾燥してしまうと、かえって皮脂の過剰分泌を招きます。

⑤ 生活習慣

ケーキなどの甘いもの・白米・パンなどの主食ばかり食べていると、オイリー肌になる可能性が高くなります。過度の糖質を摂取すると血糖値が急上昇し、インスリンが分泌されます。このインスリンは皮脂腺を刺激して皮脂の分泌量を向上させる働きがあります。適正な量の糖質摂取を心がけましょう。また、揚げ物や肉類などの脂質が多い食べ物にも注意してください。体内で中性脂肪に変わり、皮脂の原料になってしまいます。睡眠不足も皮脂過多につながります。十分な睡眠をとれていないとストレスを感じ男性ホルモンのアンドロゲンが体内で増えます。男性ホルモンは皮膚を固くし、皮脂の分泌を促す作用があるので、結果、皮脂過多につながります。

ツヤ肌になるには

① 正しいスキンケア

まずは正しい洗顔を心がけましょう。

1.きれいな手で洗顔料を十分に泡立てる(泡立てが苦手な方は、泡立てネットを使う)

2.泡を包み込む感じでマッサージするように「気持ちいい」くらいのやさしい圧で洗う

3.30~36度くらいのぬるま湯で1分間ほど丁寧にすすぐ

4.清潔なタオルで押さえるように水分をふき取る

次に保湿です。

ご自身のお肌をよく観察し、一番気になる悩みに合わせて化粧水を選びましょう。それぞれの肌トラブルに適した成分が配合された化粧水を選び、塗布する際はお肌に水分をたっぷり補給することを意識してください。お肌に塗布する化粧水の量が少ないと、水分不足によって乾燥が進んで皮脂分泌につながってしまうので、乾燥しないように化粧水をたっぷりとつけましょう。化粧水でしっかり水分を与えたあとは、乳液で水分をのがしにくくしましょう。脂性肌はクリームやオイルをつかうと、油分を与えすぎてしまいますが、乾燥性脂性肌はお肌にかさつきを感じるため、必要に応じてクリームやオイルをつかうのもおすすめです。

② 生活習慣を整える

健康なお肌は水分と皮脂のバランスが良いため、バリア機能が維持できていてお肌が潤っています。睡眠不足などによって生活習慣が乱れると、皮脂の分泌がアンバランスになり、肌トラブルにつながります。また、偏った食事で、お肌のバリア機能を保つのに必要な「たんぱく質」「ミネラル」等の栄養が偏ると、お肌の回復能力が落ち、バリア機能が低下してしまう原因になります。

バリア機能低下に加えて、さらに肌内部の水分を維持するのも難しくなり、乾燥肌につながりやすくなってしまいます。お肌を構成するために必要な「たんぱく質」「ミネラル」「ビタミン」などを満遍なく摂取できるよう、栄養バランスに気を配った食事を摂りましょう。睡眠も非常に大事です。質の良い睡眠を十分にとって、ストレスとは無縁な生活をおくれるようにしましょう。

まとめ

テカリ肌についてお伝えいたしました。改善するには適切なスキンケアと正しい生活習慣が必要です。ご自身のスキンケアや生活習慣も見直してみて、改善してみましょう!

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