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スキンケア

男性のスキンケアが必要な3つの理由

昔からスキンケアは女性のものだという認識が広まっていました。しかし、実は男性こそスキンケアをすべきなのです。最近でこそ、男性でもスキンケアを行い、キレイな肌を手に入れることが一般的になってきましたが、まだまだスキンケアに踏み切れない男性の方もいらっしゃると思います。

そこで、今回は男性もスキンケアが必要であることについて3つに分けて、その理由を説明します。

乾燥しやすい

男性の肌は女性より皮脂量が多く、水分量は女性より少ないです。そのため当然、男性の肌はうるおいが不足していて乾燥しやすい状態です。まず、乾燥肌とは、肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっている状態のことをいいます。

皮膚は大きく分けて、外側から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。表皮はさらに4層に分かれており、もっとも外側が「角質層」です。乾燥と密接な関係にあるのが、表皮の一番外側にあるこの角質層です。角質層は、角質細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質から成り立っています。

角質細胞はアミノ酸・塩類などの天然保湿因子で満たされ、細胞間脂質はコレステロールやセラミドなどで満たされています。その角質層には「バリア機能」という役目があります。角質細胞が重なっていて、外部刺激や異物(アレルギーの原因物質や細菌・ウイルス)の侵入を防ぎ肌を守っています。

私たちの体は、この角質層のバリア機能によって、アレルギーの原因物質や細菌・ウイルスなどの体内への侵入を防いだり、体内の水分が皮膚から失われるのを防いだりしています。バリア機能が肌の潤いを守ってくれていて、さらに私たちの皮膚の健康を守るための大切な働きをしてくれています。

男性の肌は皮脂腺が多く、角質のキメが荒いという特性があります。そのため、男性の肌は皮脂が比較的多、女性の肌よりも固い傾向にあります。皮脂腺が多いことにより皮脂の分泌が多いため見た目は潤っているように見えますが、実は肌内部は乾燥していたりします。

男性の皮脂分泌量は女性の約2~3倍ともいわれています。その反面、男性の肌の水分量は、女性の約半分しかありません。そのため、当然、男性の肌はうるおいが不足していて乾燥しやすい状態です。つまり、乾燥性脂性肌(インナードライ)になりやすいのです。

皮脂が多いため、乾燥している自覚がない男性も多いのですが、実は男性の肌は乾燥しやすい状態で、肌表面は皮脂でテカテカしていても肌内部は乾燥していることが多いです。さらに男性は髭剃りによる習慣的な肌刺激もあります。

シェービングは、刃を肌に当てますので当然皮膚の外側にある角質層にダメージを与えます。肌の一番外側の角質層がダメージを受けると、バリア機能が低下します。肌の潤いはバリア機能により守られていますが、そのバリア機能が低下してしまった結果、肌内部の水分を保てなくなり、乾燥肌の原因となってしまうのです。紫外線にも要注意です。紫外線はシミやシワの原因になるというイメージが強い方もいるかもしれませんが、実は肌のバリア機能の低下を招くこともあります。

肌は微量の紫外線でも、長時間浴びるとかなりダメージを受けるのです。つまり仕事で強力な紫外線を長時間浴びる方は、肌に大きな負担を与えている可能性が高いです。男性は女性より外仕事をする方も多いでしょう。日焼け止めなどに気を使っている方も少ないのが現実です。よって、男性が乾燥肌になりやすいという点につながるのです。

乾燥肌にとって、毎日のスキンケアはとても重要です。自分の肌質に合ったスキンケア用品を使い、きちんと保湿をすることで、肌のバリア機能が整い、外部からの刺激に強い肌になります。特に長時間うるおいを保持し、乾かさないことを念頭に置いた乾燥予防ケアを行いましょう。

毛穴が目立ちやすい

男性の皮脂分泌量は女性の2~3倍のため、オイリー肌やそれに伴うニキビなどの肌トラブルで悩む人が多いようです。毛穴に皮脂が溜まることで、炎症を起こし見た目の悪さに発展する毛穴トラブルも必然的に起こりやすくなります。毛穴の目立ちは何種類かに分けられます。それぞれに応じた原因・スキンケア方法を紹介します。

・黒ずみ毛穴

黒ずみ毛穴とは、毛穴に皮脂や角質が詰まることで、毛穴が目立っている状態です。酸化した角栓や汚れや毛穴に詰まったうぶ毛によって、毛穴がボツボツと黒い状態になることから、いちご鼻とも呼ばれています。Tゾーン(額全体~鼻先)や小鼻にできやすいです。

これは、過剰に分泌された皮脂やスキンケア不足によって落としきれなかった皮脂や汚れなどが毛穴に詰まることで起こります。また、何らかの原因で肌のターンオーバーが乱れ、肌の新陳代謝が正常に行われなくなることによって、古く厚くなった角質によっても引き起こされます。黒ずみ毛穴をケアするためには、毛穴を開いて詰まった角栓や汚れを洗浄する必要があります。

お風呂の蒸気やホットタオルによって毛穴が開いた状態で、クレンジングオイルを指にとり、毛穴が気になる部分に伸ばしていきましょう。綿棒にオイルを染み込ませ、コロコロと転がしながらマッサージすると、徐々に毛穴に詰まっていた汚れが浮き出てくるのでより効果的です。マッサージ後は、ティッシュやコットンでオイルを拭きとり、洗顔で汚れを洗い流しましょう。洗顔後は、化粧水や乳液を使ってしっかりと保湿まで行うことが大切です。

・開き毛穴

開き毛穴とは、毛穴が正常な状態よりも大きく開いている状態です。おでこから鼻にかけてのTゾーンにできやすいでしょう。この開き毛穴が悪化すると、毛穴が深くえぐられたような形に変形し、すり鉢状毛穴になります。

これは、肌や空気の乾燥、紫外線などの影響により、皮脂の過剰分泌が起こると毛穴がどんどん押し広げられ、毛穴が大きくなってしまいます。Tゾーンの毛穴が気になる場合は光沢があるか確認してみましょう。光沢があれば皮脂の過剰分泌が起こっている可能性が高いです。

開き毛穴には弾力が出るまでしっかりと泡立てた泡で洗顔しましょう。泡のクッションで転がすように洗うのが効果的です。流すときは、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。最後に冷水ですすぐと毛穴が引き締まりやすくなります。開いた毛穴にはすぐにまた毛穴に汚れが入ってしまうので、冷水ですすぐことを忘れないようにし、洗顔後は化粧水で保湿・乳液やクリームで肌表面の保護をして潤いをしっかり閉じ込めましょう。

・たるみ毛穴

紫外線によるダメージや加齢により肌の弾力が失われると、毛穴は縦長に伸びてしまいます。これは頬にできやすく、縦に伸びた毛穴はとても目立ちます。この原因は加齢による肌のたるみや、紫外線のダメージがあげられます。肌の土台である、コラーゲンが加齢によって減少してしまったり、紫外線のダメージによってコラーゲンが変性されてしまい肌がたるむのです。若いうちに日焼けをよくしていた人は、肌のダメージが蓄積しているので年を取ってから一気にたるみ毛穴が現れてしまう可能性が高いです。

対策スキンケアとしては、洗顔で清潔になった肌にしっかりと保湿ケアを染み込ませ、肌のうるおいを維持しましょう。毛穴対策のスキンケアには洗浄力の強いスキンケア用品を選びがちですが、たるみ毛穴には刺激が強すぎると逆効果になります。低刺激のものを使用し、正しいスキンケアをしましょう。

皮脂が多い

男性の肌は女性の肌よりも皮脂成分が多く、1日に発生する皮脂の量は女性と比べて2~3倍程度です。特に、おでこから鼻までの「Tゾーン」は、皮脂が発生しやすい箇所です。皮脂が多い原因の一つに男性ホルモンの影響があります。

男性ホルモンの中に「テストステロン」というものがあります。このテストステロンは男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモンです。テストステロンは思春期に急激に分泌量が増えるといわれていますが、テストステロンの分泌量が増えると、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。10代からニキビや毛穴の開きなど、皮脂に関わる肌トラブルが増えるのはテストステロンの影響です。この肌トラブルに対してスキンケアが必要になってくるのです。肌のテカリやべたつきが気になるなと感じる方は、皮脂を洗い流してスキンケアを行いましょう。

まとめ

男性こそスキンケアが必要なことはお判りいただけましたでしょうか?男性はもともと皮脂量が多いこともありますが、日ごろの髭剃りなどで肌へ負担がかかっています。日焼け止めクリームなどで肌を守ったり、毎日のスキンケアを正しく取り入れたりして肌を守りましょう。

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