透き通るような美しいお肌は誰しも憧れますよね。お肌がきれいだと、若くみられたり清潔感があるように見えて好印象を与えたり、良いことづくしです。今回は美肌になるための生活習慣や美肌に必要な栄養素などについてご紹介いたします。
目次
美肌とは
美肌といっても抽象的な言い方で、どのようなお肌であるかは具体的には言いづらいですが、美容業界では美肌の条件として「うなはだけつ」といわれています。
①う・・・潤い
適度な水分を保っている(角質層の水分量が約20~30%)
②な・・・なめらかさ
ざらつきや凸凹がない状態のお肌。陶器肌と言われるお肌
③は・・・ハリ
引き締まったお肌
④だ・・・弾力
お肌を指で押したときに、弾むように押し返されるお肌
⑤け・・・血色
色つやがよく、透明感があるお肌
⑥つ・・・つや
見た目に潤いや透明感を感じさせるお肌(テカリとは違う)
これらの条件がそろったお肌が美肌とされるといわれています。
「うなはだけつ」に近づくためには
美肌の条件「うなはだけつ」にはどうしたら近づけるのか・・・特に気を付けたいポイントとして、生活習慣・スキンケア・紫外線対策をご紹介いたします。
①生活習慣
・十分な睡眠が大切
私たちが寝ている間に「成長ホルモン」が分泌されます。この成長ホルモンは、タンパク質の合成や糖代謝、脂質代謝などの代謝機能が促進されます。ほかにも免疫機能促進・脂肪分解作用などがあり、体だけではなく、お肌にとっても大切なホルモンです。成長ホルモンはお肌のターンオーバーを促進する作用があるのです。逆に、睡眠不足になると成長ホルモンが少なくなり、ターンオーバーが滞るようになり肌トラブルにつながります。また、成長ホルモンには抗利尿作用も備わっています。そのため、カラダから水分が失われるのを防ぎ、肌ツヤを維持してくれます。赤ちゃんや子どものお肌がモチモチしたツヤのあるお肌であるのは、成長ホルモンが働いているからなのです。成長ホルモンの他に「メラトニン」というホルモンも重要です。メラトニンは覚醒と睡眠を切り替えて、自然な睡眠を誘う作用があり、睡眠ホルモンともいわれています。このメラトニンもお肌にとって大切で、睡眠作用の他に強い抗酸化作用(アンチエイジング)があるといわれています。その効果は、抗酸化ビタミンとされるビタミンCやビタミンEを上回るともいわれているほどです。寝不足になると、抗酸化作用が弱まってしまい体内の細胞組織が活性酸素からのダメージを受けやすくなり老化につながってしまうのです。美肌に欠かせない成長ホルモンが最も分泌されるのは入眠後3時間と言われています。また、メラトニンによっても分泌が促されるので、メラトニンの分泌量が多くなる夜中1〜3時に深い眠りに入っているとさらに分泌が促進されます。
・栄養バランスの取れた食事を摂る
美肌を目指すには、身体の内側からもアプローチすることが大切です。お肌を作るのは、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素です。どれか1つでも不足していると、お肌のコンディションが乱れがちになってしまいます。まず、抗酸化作用のある栄養素を含む野菜や果物を積極的に食べましょう。抗酸化作用のある栄養素には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどがあります。緑黄色野菜や果物全般に含まれているので意識的に食べることが大切です。肉や魚、大豆などにはお肌を作るタンパク質が含まれています。肉や魚に含まれる動物性タンパク質と、大豆に含まれる植物性タンパク質がありますが、動物性たんぱく質・植物性タンパク質ともにメリットがあるので、単一の食材からではなく、いろいろな食材から摂取するのがおすすめです。
・水分補給を忘れずに
お肌は、水分量が低下するとバリア機能が低下し、乾燥・肌荒れ・吹き出物などの様々な肌トラブルを招きます。水分量はお肌の状態に大きく影響するのです。生まれたばかりの赤ちゃんは、体のおよそ80%が水分であるといわれています。しかし、年齢と共に体内の水分量は減少していき、高齢になるころには、体の水分量は50%程度まで減少することがわかっています。年齢を重ねるにつれお肌のハリが失われるのは、水分量が減ってしまうのが原因といわれています。そこで水を意識的に摂ることで、お肌や髪をケアする効果が期待できます。特にお肌の状態には水分量が影響しやすいので、水分を積極的に摂るようにしましょう。水を摂取して体内に溜まった毒素を出すことで新陳代謝が高まり、老化角質も取り除くことができます。
・ストレスを溜めない
人間は日常生活を送る中で、自分でも気づかないうちに日々ストレスを受けています。ストレス状態が続くと自律神経やホルモンバランスの乱れなど、体にも悪影響が出てきます。ストレスが溜まると皮膚の血流が悪くなるため、お肌のターンオーバーも乱れやすくなり、良いことがありません。美肌に近づくためにも、こまめにストレスを解消しましょう。例えば、「好きな音楽を聴く」「お散歩する」「美味しいものを食べる」など、簡単なことでいいのです。無理せず自分がリラックスできることをするのがポイントです。うまくストレスと付き合って、美肌を目指しましょう。
・ゆっくりお風呂につかる
毎日のお風呂はシャワーだけで済ましていませんか?それは、実はもったいないことをしています。ゆっくり入浴することは美肌につながるのです。湯船につかってリラックスすることで血行が促進されます。そうすると、「顔色がよくなる」「乾燥肌の改善につながる」「新陳代謝が活発になる」など、お肌にとってもいいことだらけです。また、自律神経を整えたり疲労回復の効果も期待できストレス解消にもつながります。シャワーだけでなく湯船につかる入浴を習慣づけましょう。
②スキンケア
・洗顔
洗いすぎの洗顔には気を付けましょう。洗いすぎてしまうとお肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。皮脂を落としすぎると、潤いを保つことができなくなり、お肌がカサつく原因になってしまいます。皮脂を落としすぎたことでお肌が乾燥すると、乾燥を補おうとして今度は皮脂が過剰分泌され、ベタつき・毛穴の開き・ニキビなどの皮脂トラブルを起こしてしまう可能性があります。美肌に皮脂は大切ですが、皮脂は少なすぎず多すぎず、皮脂バランスを保つとても大切になるのです。そこで正しい洗顔が重要となってきます。汚れや余分な皮脂は落としながら、必要なものを残すことが正しい洗顔になります。正しい洗顔とは、優しく丁寧な洗顔です。
1.きれいな手で洗顔料を十分に泡立てる(泡立てが苦手な方は、泡立てネットを使う)
2.泡を包み込む感じでマッサージするように「気持ちいい」くらいのやさしい圧で洗う
3.30~36度くらいのぬるま湯で1分間ほど丁寧にすすぐ
4.清潔なタオルで押さえるように水分をふき取る
・十分な保湿
保湿は、皮膚の水分補給や蒸発防止を目的とし、お肌の湿度を一定に保つことです。洗顔後のお肌は、一時的にバリア機能が低下してしまうことから、できるだけ早く保湿ケアを行いましょう。ケアアイテムも自分のお肌に合っているか、きちんとうるおいを与えてくれるか、赤みが出たり刺激を与えたりというマイナス面はないかなどを見極めて、ケアアイテムを選びましょう。毎日丁寧なケアを持続させることが、美肌への近道となります。
③紫外線対策
紫外線は天候や季節に関係なく一年中降り注いでいます。目に見えないダメージをお肌に与えてしまうので、夏だけではなく一年中、紫外線対策を行いましょう。紫外線防止効果のあるメイクアイテムを使ったり、日傘や帽子を使いましょう。目からも紫外線は吸収してしまいますので、UVカットサングラスもおすすめします。
まとめ
美肌を目指すためにも、睡眠や食事、スキンケアなどを今一度見直しましょう。身体の内側と外側の両方からお肌にアプローチすることで、より美肌に近づくことができます。コツコツと毎日の積み重ねが美肌への近道となります。簡単なことからでも良いので、できることからはじめてみましょう。
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