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内外から美肌を育むビタミンEの魅力と活用法

ビタミンはお肌にとって、とても大切な成分であることは熟知されていると思います。

そのビタミンの中でもビタミンEは抗酸化作用や血行促進作用があり「若返りのビタミン」とよばれているほどアンチエイジング効果が期待できます。

そこで今回は「ビタミンEとお肌の関係」についてお伝えします。

五大栄養素・ビタミンの基礎とビタミンEの美容的効果

ビタミンとは、わたしたちのからだに欠かせない五大栄養素のひとつです。ビタミンはそれ自体にエネルギーがなく、わたしたちのからだのエネルギー源となる炭水化物・タンパク質・脂質の三大栄養素の働きをサポートするなど、からだにとって重要な役割をする栄養素です。

ビタミンには13種類ありますが、大きく分けると水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と油に溶けやすい「脂溶性ビタミン」の2つに分けられます。

【水溶性ビタミン】

血液などの体液に溶け込んでいるビタミンです。ビタミンB群やビタミンCなどの全9種類で、その多くは代謝にかかわる役割をもっています。

必要量を超えると尿とともに排出されるため、普段からこまめに摂取する必要があります。食生活が偏っていると脂溶性ビタミンよりも不足しがちなビタミンです。

また、水に溶けやすく熱に弱いため、水洗いや加熱調理で失われやすいところに要注意です。

【脂溶性ビタミン】

ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKの4種類で、粘膜・骨・血液など、からだを構成する要素の健康を保つ役割をもっています。

水溶性と違って、摂りすぎると体内に蓄積されるため、過剰摂取に注意が必要です。一方で油には溶けやすいため、油で調理すると吸収がよくなります。

ビタミンEの働き

ビタミンEは1920〜30年代に発見された脂溶性ビタミンで、別名「トコフェロール」と呼ばれている脂溶性ビタミンです。

体内のビタミンEは細胞膜やリン脂質の中に存在していて、活性酸素を除去する働きがあります。脂溶性ビタミンであることから、とくに脂質の一つである不飽和脂肪酸の酸化を防ぐうえで重要な役割を果たしています。

不飽和脂肪酸が酸化すると、過酸化脂質を発生させて細胞膜の性質を変えてしまったり、細胞の核やDNAを損傷させて老化を早めたりします。

ビタミンEはこの不飽和脂肪酸の酸化を防いでいます。これがビタミンEの抗酸化作用といわれる働きです。

・免疫力を高める

・炎症を抑える

・血行を良くする

・ホルモンバランスや自律神経を整える

など、ビタミンEにはさまざまな働きがあります。

これらのことから、ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも言われ、お肌の土台づくりやトラブル改善、新陳代謝をサポートする作用もあるため、お肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。

ビタミンEを多く含む食べ物

植物油・ナッツ類・鰻・タラコ、野菜ではカボチャ・アボカドに多く含まれ、ほかにも、野菜・果物・魚介類などにも含まれています。

摂取後もある程度はからだに蓄積されるため、バランスのよい食事を心がけていればビタミンEが不足する心配はあまりありませんが、逆に過剰摂取に気を付けましょう。

脂溶性ビタミンの中では過剰症を起こしにくいといわれていますが、必要以上に摂り続けると血液が止まりにくくなる可能性があります。

食事から摂取する場合にはそれほど心配は要りませんが、サプリメントで補給する場合には過剰摂取することのないよう、用法・容量を守りましょう。

ビタミンEの美肌力:エイジングケアから肌荒れ改善まで

ビタミンEにはお肌にとってうれしい働きがあります。強い抗酸化作用や抗炎症作用があることから、お肌の老化を防いだり、ニキビや赤みなど、肌荒れを予防したり、下記のような効果があります。

アンチエイジング効果

紫外線やストレスなど、様々な要因によって体内では活性酸素という物質が発生し、細胞を酸化させお肌への悪影響を与えます。活性酸素によって細胞レベルのダメージが集積し、シミ・シワ・くすみ・たるみといった肌老化の症状が現れます。

ビタミンEは、この活性酸素を防御する働きのある抗酸化物質です。からだをサビさせる原因となる物質を取り除く力があるのです。ビタミンEを摂取することでお肌の老化を改善し、ハリや弾力を取り戻す効果が期待でき、結果、アンチエイジングにつながります。

美白効果・くすみ改善

ビタミンEには、抗酸化作用の他に血行促進効果もあり、美白効果やお肌のくすみの改善が期待できます。

またビタミンEを摂ることで、アンチエイジング効果が期待でき、シミ・シワなど、お肌の老化が原因でおこる肌トラブルの改善にもつながり、結果的にお肌全体のトーンが明るくなります。

肌荒れ改善

ビタミンEは、新陳代謝をサポートする作用もあり、乱れたお肌のターンオーバーを正常化させる効果が期待できます。

お肌のターンオーバーが乱れてしまうのは、生活習慣の乱れやストレスなどが原因で、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こします。

ビタミンEを摂取することでターンオーバーが促進され、お肌のダメージを修復できます。

また、ターンオーバーの乱れはお肌のバリア機能も失われる原因となりますが、ビタミンEによりターンオーバーが整うとお肌のバリア機能も整い、あらゆる肌トラブルの改善にもつながるでしょう。

美容効果UP!ビタミンEの賢い摂り方

ビタミンEの美容効果を高めるおすすめの摂り方を2つ紹介します。

食事・サプリメントから摂る

まずは基本的に食事からビタミンEを摂取しましょう。

ビタミンEが多く含まれる食べ物

・植物油

・ナッツ類

・鰻

・タラコ

・カボチャ

・アボカド

ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油に溶けやすい性質で、油と一緒に炒めることで効率よく摂取することができます。

高温でサッと炒めたり、片栗粉でとろみをつけることで、油に溶けだした食材の栄養も無駄にせず上手にビタミンを摂取することができます。

食事から摂ることが難しい時は、サプリメントで摂取することも良いですが、過剰摂取は健康に悪影響を与えるため絶対にNGです。サプリメントで補給する場合には過剰摂取することのないよう、用法・容量を守りましょう。

スキンケアで補う

化粧水・オイル・美容液などの日々のスキンケアでビタミンEを取り入れることもできます。

特に、シミ・シワ・目元のクマ・肌荒れなどの肌トラブルが気になる方におすすめです。また、相乗効果を期待して下記のような成分と併用すると、より効果が出るでしょう。

◯ ビタミンE+ビタミンC

ビタミンEもビタミンCもどちらとも抗酸化作用が高いので、組み合わせると相乗効果が期待できます。

さらに、ビタミンEは抗酸化力を発揮すると酸化されて効力を失ってしまうのですが、ビタミンCはこの酸化されたビタミンEの抗酸化力を復活させてくれる力があるということも分かってきています。

◯ ビタミンE+保湿成分

ビタミンEによる血行促進に加え、保湿成分で表皮も潤すことでバリア機能も守られ、Wの効果が期待できます。プラセンタ・ヘパリン類似物質・セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分と組み合わせることで、より効果的なケアが期待できます。

まとめ

ビタミンEがお肌に与える影響についてお伝えしました。

ビタミンEは、食べ物から摂取でからだの内側から、スキンケアから補うことでからだの外側から、ダブルで補うことができます。

ビタミンEには美しいお肌を目指すうえでうれしい働きがたくさんあります。積極的に取り入れていきましょう。

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