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顔のむくみを撃退する方法

朝起きて鏡を見たら顔がむくんでる!と慌てた経験はありませんか?

顔がむくんでしまったらメイクでカバーすることも難しく、良いことなしです。顔のむくみは多くの人が抱えている悩みではないでしょうか?

そこで今回は、「顔のむくみについて原因や対策」をお伝えいたします。

むくみのメカニズム

むくみとは、顔の皮膚の下の組織に余分な水分が溜ることで起こります。人の全身には血液が流れる動脈と静脈とリンパ管が張り巡らされています。心臓から送り出された綺麗な血液は、動脈を通じ体の中にある臓器や器官に栄養や酸素を送り届けています。

血液が末端の毛細血管まで到達したら、隙間から水分が染み出ます。その染み出た水分は二酸化炭素や老廃物を回収しながら、静脈やリンパ管に吸収され心臓へと戻っていきます。

通常はこの染み出す水分と吸収される水分は同量ですが、何らかの原因によりこのバランスが崩れたときに、細胞の間に余分な水分が溜まるとむくみを引き起こすのです。

また、顔のむくみは朝起きたときに見られることが多いですが、これには重力が関係しています。睡眠時に横になると、重力の関係で下半身にたまっていた水分が顔まで移動し、顔の皮膚の下に滞ってしまうことで顔のむくみが引き起こされます。

うつぶせで寝ると、顔側にさらに重力がかかり水分が顔側に集まるため、影響を受けやすいので、顔のむくみを気にされている方はできるだけあおむけで寝ることをおすすめします。

顔がむくんでしまう原因

顔がむくんでしまうのは体内の水分量のバランスが崩れてしまうために起こりますが、どのような時に水分量のバランスが崩れるのでしょうか。代表的な原因をご紹介いたします。

水分の摂りすぎ

顔のむくみの原因として最も多いのが、水分の摂りすぎです。

人は1日に平均2.5リットルほどの水分を排出しています。この排出される量の水分を食べ物や飲み物から摂取するのは大切ですが、逆に摂取しすぎると体内における水分量のバランスが崩れてしまいます。

これは単純に飲み物だけで考えてはいけません。食事からも水分は摂られれているため注意が必要です。また、就寝前の多量の水分摂取は、より顔のむくみが発生しやすくなりますので気を付けましょう。

塩分の摂りすぎ

塩分の摂りすぎも、顔がむくむ原因になります。人の体には体内の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。塩分を多く摂取すると多くなった塩分量を薄めようと水分を多く蓄えようとし、それがむくみに繋がります。

さらに塩分を摂ると喉の渇きを感じやすくなります。そこで飲み物をたくさん飲んでしまうことも水分の過剰摂取になり、顔のむくみに繋がってしまいます。辛いものや、味の濃いものはほどほどにしておきましょう。

アルコール

お酒をたくさん飲むと血中のアルコール濃度が高まり、血管が拡張します。ということは血管から染み出す水分の量が増えるため吸収が追い付かなくなり水分量のバランスが崩れます。これが顔のむくみに繋がります。

また、お酒を飲むと塩辛いものが食べたくなる方も多いのではないでしょうか?ただでさえ、お酒を飲んでむくみやすくなっているところに、塩分を過剰摂取してしまうとさらなるむくみに繋がってしまいます。飲み会の翌日にむくんでしまった経験がある方は、こういうことが原因となっているのです。

睡眠不足

睡眠が足りてないと疲労回復ができません。睡眠不足により疲労物質が蓄積すると、細胞が酸素不足を引き起こします。

すると細胞に酸素を送ろうと血管が広がり、血液から染み出す水分量が増え、水分量のバランスが崩れて顔のむくみに繋がります。

血行不良

何らかの原因により血行不良になると体内の水分や老廃物が適切に排出されず、余分な水分や老廃物が溜まり水分量のバランスが崩れてむくみに繋がります。

運動不足や加齢によって、足にたまった血液を心臓へと送り込む「ふくらはぎの筋肉」が低下すると、より血行が悪くなってむくみやすくなります。

自律神経の乱れ

自律神経が血管の開きや収縮・拡張を担っています。この自律神経が乱れると血管の収縮、拡張もしにくくなり、その結果、血流が悪くなり、身体の節々に老廃物や水分がたまってしまいむくみに繋がってしまいます。

また、自律神経と女性ホルモンの関係は密接しています。女性ホルモンと自律神経を制御する分野は、どちらも脳の視床下部に存在しますが、女性ホルモン・自律神経はお互いに影響を受けやすく、どちらかのバランスが乱れるともう一方のバランスも乱れやすくなります。

女性には月経があり、ホルモン分泌の変化が激しいのです。また、更年期を迎えることも女性ホルモンと関係しています。女性は月経や更年期によって自律神経を乱しやすく、むくみに繋がりやすくなると言えます。

なんらかの病気

水分・塩分の摂りすぎ・ホルモンバランスの変化などによる一過性のむくみではなく、病気が原因で発生するむくみもあります。

肝臓・腎臓・甲状腺などの病気によって、むくみが起きることがあります。

顔のむくみ予防方法

朝に顔のむくみが発生して慌てることがないように、予防法をご紹介します。できることから普段の生活のなかで実践してみてください。

食事内容や水分補給を見直す

水分や塩分の摂りすぎやアルコール摂取が顔のむくみを引き起こします。普段の食事や水分補給の仕方を見直してみましょう。 

まず、栄養バランスの良い食事を、1日3食しっかり食べることです。塩分を摂りすぎないことは大前提で、次にカリウムを意識しましょう。カリウムには、体内で余分なナトリウムや水分を体の外に出す働きがあります。

逆にカリウムが不足すると、体内の塩分濃度が高まり、水分を多く溜め込もうとする働きによりむくみを引き起こします。むくみ対策のためにはカリウムを積極的に摂ることをおすすめします。

カリウムを多く含む食品には

・切り干し大根

・さつまいも

・ひじき

・バナナ

などがあります。

また、利尿作用が強くない飲み物を選ぶこともむくみ予防に繋がります。コーヒーや緑茶などの利尿作用が強い飲み物は水分の排出を促すため、十分な水分補給にならない可能性があります。水分補給をする際は、普通の水や白湯、麦茶をおすすめします。

血行を良くする

血流が悪いとむくみに繋がるため、予防として適度な運動をおすすめします。特に、血液を送るポンプの役割を担う「ふくらはぎ」を使う運動が、むくみ予防に効果的です。だからといって激しい運動は必要ありません。

例えば!

・エスカレーターではなく階段を使う

・一駅余分に歩いてみる

・デスクワーク中に定期的に立ち上がる

など、簡単な運動で構いません。普段から意識的に足を使ってみましょう。

質の良い睡眠を意識する

睡眠不足や浅い眠りは、顔のむくみを引き起こします。睡眠時間だけでなく、質の良い睡眠を意識しましょう。

ご自身にあった寝具を見直したり、寝室の環境を整えたり、安眠効果を高めるようなハーブティーなどを飲むのも良いですね!

パソコン・スマホ・テレビなどの画面から発せられるブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を低下させます。メラトニンが不足すると、夜に眠れなくなったり、浅い眠りになったりと睡眠の質が落ちてしまいます。

寝る前は部屋の電気を落とし、人工的な光を避けることが質の良い睡眠につながります。

まとめ

顔のむくみの原因には、水分や塩分の摂りすぎ・生活習慣の問題・ホルモンバランスなど、さまざまなものがあることをご説明致しました。

むくみのない日々を迎えるためにも、日々の習慣を見直してみましょう。
対策をとっても、あまりにむくみが改善されず何日も続く場合は、何らかの病気のサインかもしれませんので早めに医療機関を受診することをおすすめします。

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